(寝不足で昼寝をする、俺)
皆さんどうも。バナナです。つい先日ブログに来てくれた人が100人を突破しました。こんな場末のブログにたくさんの人が来ていただきありがたい限りです。
さて、それでは今回のブログの本題へと移りましょう。
まず皆さんはrobloxというゲームをご存知でしょうか?知らない方も多いかと思われますので、軽く説明をさせていただくと、pcやスマートフォンなどがプラットフォームの他人の作ったゲームを遊ぶゲームとなっております。
そして今回の話はその中のボクシングロワイヤルというゲームでの出来事です。
ボクシングロワイヤルとは、読んで字の如くボクシングで他人とボコスカやりまくるゲームです。レベルやステータスこそ存在するものの、詰まる所は自分の腕が試されますので、腕さえ良ければジャイアントキリングも可能な、非常にやり込み度の高いゲームとなっております。
(ピンクの男は漏れです)
チュートリアルはこんな感じでガバガバの日本語訳を挟みつつ女の人を助ける所から始まりますがこれ以降ストーリーなんてないのでどうでもいいです。
このチュートリアルをプレイ後、ようやく世界の強者とバトルできます。
(ここがロビー)
そしてロビーを出ると、最初に六つのリングが設置されている部屋があり、そこのリング前に自分と誰かもう一人と立つと試合開始となります。
そう。pcマンとの運命的かつ劇的な出会いはここから始まったのである...
漏れがいつも通りに外人に発破をかけてボクシング勝負をしていると、とある男が挑戦の声をかけてきました。声のする方に振り向くと、そこには大昔のブラウン管のようなpcの頭をしたアバターの男が立っていました。
正直このゲームにはコカコーラやマクドナルドのポテトにスイカの男まで闊歩しているのが普通なところがあるので別段驚きませんでしたが、驚くべきはその強さ。自分よりレベルが低いのに、鋭いアッパーと的確なキックにより死闘を演じる事となりました。その死闘の後、自分とpcマンはお互いを敬服し、そこにはインターネットの付き合いを越えた友情が確かにありました。
仲良くなったpcマンと俺は互いにレベル10以上であったので2v2をやらないか?と誘ってみることに。
(2v2リングの画像)
即興でタッグを組んだ自分とpcマンでしたが、互いのサポートにより、6戦中5勝の強さを誇る名タッグを誕生させました。
そして、pcマンとの最後の闘いになる事になった6戦目。試合を重ねるうちに自然とギャラリーが増え、会場の空気は人々の熱を帯びていました。さあ試合開始と行く前に、pcマンが対戦相手を見て「彼らのレベル俺ら以上だ」と怖気付いていました。そこでpcマンの勇気を取り戻すため、「重要なのはレベルじゃない、プレイヤースキルだ 奴等に見せてやろうぜ」と勇気づけて試合開始。
初手は五分五分で試合が進み、若干こっちが劣勢ながらもお互いに拮抗をしていましたが、自分が離れてスタミナを回復しているうちにpcマンが盾となるが如く相手二人の猛攻を受け、願い叶わずpcマンは相手のアッパーをくらい彼の体は空へと舞いながら地面へ堕ち、こう言って彼は散りました。
「serunimoon,君ならやれる!勝ってくれ!!」
彼の無念ながらのメッセージと、数十分前に戦った強敵達からの声援を受け、ニ対一という圧倒的不利な状況ながらも、魂のファイトで二人沈め、奇跡の勝利を起こす事ができました。
その勝利の喜びをpcマンと共に分かち合おうとした、その時にはもう________
まるで彼という存在自体が嘘であったかのように、彼の姿は何処にもなく、言葉ひとつも残さずに白昼夢の出来事が如く消えてしまいました。
ですが、あの日、あの時、彼と培った友情は、喜びは、決して幻影などではないはず。だからいつかまた会える日を信じて、今日もリングに立ち、戦う。このゲームのどこかに居るpcマンに会うために。